S.K.
シンクワイア株式会社 パートナー・エグゼクティブ・コーチ
上場企業 元代表取締役社長
上場企業 社外取締役
40年の経営経験をもとに、経営者に“考える静けさ”を取り戻すコーチ。
推薦コメント
上場企業の代表取締役社長として企業改革を主導。
持続的成長に向けた大胆かつ緻密な意思決定は、社内外から厚い信頼を集めてきた。
加えて、組織に対話の文化を根づかせ、多くの人材を育成したリーダーとしても知られる。
文学や歴史への深い造詣に裏打ちされた知性と、誰もが「氏との対話は特別な時間だ」と感じる温かな人柄は、多くの人を惹きつけている。
現在は複数の企業でガバナンス支援に携わりつつ、エグゼクティブ・コーチとして経営者の意思決定と挑戦を後押しする希有な存在である。
経歴
上場企業にて、経営企画・法務・CSRなど幅広い領域を統括。
代表取締役社長として企業改革とグローバル展開を牽引し、組織文化の変革にも尽力した。
現在は複数の上場企業で社外取締役・シニアアドバイザーとして経営支援に携わっている。
コーチを紐解く3つの質問
経営者との対話で意識していることは何ですか?
経営者の言葉の奥にある「背景」を聞くことを意識しています。言葉の表面ではなく、その人がどんな思いで話しているのかに耳を澄ますと、意思決定の軸が見えてきます。
私は、経営者が抱える課題の多くは「情報」ではなく「意味づけ」にあると感じています。だからこそ、対話を通じて文脈を整理し、自分なりの意味を再構築する支援をしています。
沈黙を共有する時間の中でこそ、真の洞察が生まれると信じています。
経営経験は、コーチングにどのように活かされていますか?
私は経営者として、何度も難しい意思決定をしてきました。その経験から学んだのは、「正解は一つではない」ということです。
経営とは、矛盾を抱えながら進むことでもあります。だからこそ、コーチングの場では“判断の重み”を理解し、相手の思考が整理されるよう寄り添います。
経営者が自分自身の中にある「納得の基準」を見いだすとき、迷いの中に確かな道筋が現れるのです。
経営者に伝えたいことはありますか?
「対話を恐れないでください」とお伝えしたいです。
対話とは、自分の考えを見直す勇気を持つことでもあります。異なる意見や視点と出会うことで、自らの信念がより強くなることもある。
組織に“対話の文化”をつくることこそ、リーダーの最大の仕事だと思っています。

